届くなら、あの日見た空をもう一度。
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初めて入るプリクラコーナーは派手な女子と彼女たち特有の匂いで溢れていてとても居心地が悪かった。
ふとなのねえの香りを思い出す。
なのねえはいつも同じ柔軟剤の匂いを纏わせている。
それは上京しても変わらない匂いだった。
川上と加藤が台を選びながら進む後を俺と健吾が俯き気味についていく。
「今日は悪かったな」
機種を選ぶ女子と少し離れたところで健吾が控え目な声で話しかけてきた。