届くなら、あの日見た空をもう一度。

「好きなんだろ?」

「何が?」

「菜乃花のこと」

「……だから?」

白状した。

もう隠せないくらい俺はなのねえが好きだ。

こうやって兄貴にばれてしまうくらい。

どうしようもないくらい。

なのねえのことが好きだ。
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