届くなら、あの日見た空をもう一度。
まだ日が登らない薄暗い部屋の中。
肌寒さで眼が覚める。
手にはスマホが握られていて。
桧山さんに連絡をしようと、でもどんな言葉を送ればいいのか分からず考えているうちにそのまま眠ってしまったんだと気づく。
体が重い。
重りをつけられたかのように重い体を這うようにしてベッドに横たえる。
連絡しなくちゃ。
そう思っても頭がぼうっとしてうまく働かない。
私はそのまま再び眠りへと落ちていった。