忘れられない星
会いたい、会えない


桜の花びらがはらはらと舞い散る今日は入学式当日。
あれからあの丘に何回か足を運んだが葵と会うことはなかった。
少し残念な気はしたけど、今日からまた会えると思うと少しわくわくした。

なんだろうこの恋する乙女感。
正直、らしくない。

だが、あの美しく儚げな彼女を忘れられなかったのは事実。
もう一度会いたいと、そう思っているのもまた事実。

一目惚れとでも言うのであろうか。
あまり恋愛などに興味がない俺には確信はつけないが、きっとそうなんだろう。

「はあ…こんなの初めてだ」

鏡に映った自分を見ると程よく着崩した制服に普段はあまりしないが、セットされた髪。
気合いが入ってるのがよくわかる。

きっと入学式だからだ。
人は第一印象が大事と言う。だから気合いを入れている。
そう自分に言い聞かせ、家を出た。


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