冷徹副社長と甘やかし同棲生活

 私は、椿さんのことが好き。大好きだ。
 できることなら、ずっと彼のそばにいたい。

 冷たいように見えて、本当は優しいところが好き。
 弟を溺愛しているところも、好き。

 いろんなことがあったみたいだけど、きっと家族思いな人なんだと思う。


 でも、もし椿さんが実家に戻ることを選んだら……お見合いをして、私なんかより素敵な女性と結婚することになる。


 私は、そんな彼の選択を、笑って受け入れることができるの……?
 自分の気持ちを押し殺して、相手の幸せを願うことができるのだろうか。


 一人きりの部屋。一滴の涙が頬を伝った。
 
 
  

   
< 285 / 321 >

この作品をシェア

pagetop