いつまでも弟だと思うなよ。
Chapter 7**

◇ 夏休みのお勉強






「完!全!復!活〜!」

「2日もかかったけどな」

「チカ、うるさいよ」




夏休み2日目の今日。



宮野可奈子、遂に風邪から脱出しました。




丸2日寝てたらもうすっかり。






「で?なんで可奈は俺の部屋にいんの?」

「え、完全復活のご連絡に」

「アホか」



ベッドの上でスマホを弄るチカは、呆れ顔でそう言う。




なんだかんだ、チカにはとってもお世話になった。


ていうか、私が風邪を引いた時はお母さんよりもお世話になってるかもしれない。





反抗期中も、会いには来てはくれないものの、私の食べたい物をドンピシャなタイミングで届けに来てくれてたもんね。



毎回お母さんってば「千景くんが届けてくれたのよ」って報告してくるから、知ってるんだよ。





「チカ、ありがとね」

「別に」



本当、私はつくづくよく出来た弟を持ったものだ。



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