葛城社長と運命の恋を始めます

新婚生活は決して甘くなかった

目覚めた時、二人とも何も身に着けてなくて、急にはずかしくなった。


「朝陽さん、見ちゃ駄目。」


「もう、全部見たし、昨日はあんなに積極的だったのに。もう、一回しようか。」


穴があったら入りたい。


抱いて下さいなんて言ってしまったんだ。


「はな、一緒にシャワー浴びよう。」


無理無理、絶対無理です。


その時、部屋の電話が鳴った。


「出なくていいから、朝食が出来た連絡だ。」


あ、すっかり忘れてた。


朝食の準備を手伝おうと思ってたのに。


「はなは何もしなくていい。花枝さんが何を言っても無視していいからな。」


そんな訳にはいかない。


花枝さんに葛城家の嫁だと認めて貰いたいから。


私は急いで起きると、シャワーを浴び、朝陽さんが止めるのを無視して、キッチンへ向かった。


キッチンには花枝さんと美土里さんがいて、今頃起きて来たの見たいな顔をされたが、勇気を出して挨拶すると。


「朝食の準備は終わりましたから。若奥様は食事の準備はしなくても良いので。」


顔が怖いです。


「朝陽さんに愛されてるからって、いい気にならないことね。」


そうですね。


肝に命じて起きます。


怖いです。


でも、負けません。


「はなさん、おはよう。朝陽を呼んで来て、みんなで朝食にしましょ。」


「お母様、おはようございます。寝坊してすみません。」


「あら、良いのよ。朝陽がはなさんを離さなかったんでしょうから。」


お母様がうふふと笑った。


恥ずかしい。


バレバレですね。


「新婚は本当に良いわね。」


思わずはいと返事をしてしまった。


ワォー、今、美土里さんに睨まれた気がするけど。


私は慌てて朝陽さんを呼びに行った。


やはり、魔物は健在でしたか。


でも、明日から北海道だから、少しのんびり出来るかな。


魔物と戦う、戦略方を考えないといけない。


絶対、負けないから。










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