葛城社長と運命の恋を始めます
本当に私が色々決めていいのだろうか。


朝陽さんを見ると、ここははなさんのホテルですからと言った。


私のホテルですか。


意味が分かりません。


はなさんのお店がなくなってしまい、探してもはなさんが見つからなくて、そのときこのホテルの建設を決めたと言う。


「はなさんをイメージして、このホテルを作りました。」


え、もしも私が見つからなかったら、どうするつもりだったのだろうか。


朝陽さんは必ず見つけるつもりだったと言った。


「私を見つけてくれてありがとう。」


「もうだめです。たまらなく可愛い。」


朝陽さんは私を甘やかして過ぎです。


恥ずかしい。


恥ずかしいけど、嬉しいです。


朝陽さんと手を繋いで歩いてる未来が見えたような気がした。


まだまだ長い先の未来が。













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