葛城社長と運命の恋を始めます
秘書の葉山さんが詳しく5年前の交通事故の事を話してくれた。


トラックの事故に葉山さんの妹さんも巻き込まれ、社長と一緒に病院へ駆けつけたが、妹さんは亡くなったと言う。


そこに妹さんと同じ年の私がいて、輸血が必要だと聞き、社長の葛城さんが同じB型で輸血をしてくれたのだ。


ずっと会いたかった人が目の前にいる。


「あの時は本当にありがとうございました。お礼を言いたくても何処の誰かも分からず。でも、こうして会えて嬉しいです。」


え、なんで、又バグですか。


イケメン社長の趣味はバグ。


「俺も会いたかった。ずっと探してたんだよ。」


あれ、さっきと言葉使いが違う気がするけど。


「社長、落ち着いて下さい。はなさんが驚いています。」


そりゃ、驚きますとも。


私でなくてもイケメンに二度もバグされたら、誰でも驚きますから。


大きく深呼吸をした。


かなりの酸素不足。











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