幼なじみの秘め事
愛望言ってたことがまさか現実になるとはな。


あの日。
美愛ちゃんがあいつが変だって言ってきたとき。

あー、これかって思った。

心羽の心が傷ついてるかもしれないってのに
俺の口元はすぐに緩んだよな。


俺が愛望にものを渡したのも
ぜんぶ愛望の提案なんだよな。

おごってくれたとかいうセリフもぜんぶ嘘。

俺は好きでもない女におごらない。
というか心羽にすらおごったことないけどな。

ま、俺のこんなのは
怒られないように隠し通そう。


いま、俺の横で寝ている彼女に
そっと口づけをする。

可愛い俺の彼女。

幼馴染みから彼女に関係がかわっても
あんまり変わってないこの感じ。
すっごい心地よい。

ずっと離さないでいようと思う。
離れたがっても離れてやらない


-Fin-
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