サトウ多めはあまあまデス
 部屋に戻った佳喜は、ふぅと息を吐いた。

「単純で単細胞。天国から手紙なんてあり得ない。」

 馬鹿にした言葉とは裏腹に優しい顔でハハッと乾いた笑いを上げた。

「俺に、一緒に暮らしてくれてありがとう。とかどうかしてる。」

 頭をクシャクシャすると佳喜は出かける準備を始めた。
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