サトウ多めはあまあまデス
第13話 天国への電話
リビングに行くとケイちゃんが何か勉強らしいことをしていた。
そうだよね。大学院行くしね。
それに料理の勉強とか他にもやることはたくさんあるよね。きっと。
ケイちゃんがまた私の知らない遠くへ行ってしまう気がして胸がズキッと傷んだ。
「なんだ。もう帰ってきたのか。晩飯は食べなかったのか?」
出していた参考書のようなものを閉じて立ち上がったケイちゃんはすぐ近くまで来ると「おかえり」の声とともに先に頬へチュッってしてから私を腕の中に収めた。
「なんか元気ないな。頭のお花畑がしおれてる感じ。…まだ愛子さんと話したいとか思ってる?」
お花畑って…。まだそのネタ引っ張る?でも確かにママとお話ししたい。
ちょうど前にもらった手紙は「あやまろうね」だった。
それを読み返せばいいのかもしれない。
でも心がごちゃごちゃでママと話したかった。
胸の中でコクンと頷くと頭をグリグリされた。それが最近はちっとも嫌じゃない。
ハグやチューよりもずっと大切にされてるって思えるからかな。
ケイちゃんは「ちょっと待ってろ」と2階に行ってしまった。
そうだよね。大学院行くしね。
それに料理の勉強とか他にもやることはたくさんあるよね。きっと。
ケイちゃんがまた私の知らない遠くへ行ってしまう気がして胸がズキッと傷んだ。
「なんだ。もう帰ってきたのか。晩飯は食べなかったのか?」
出していた参考書のようなものを閉じて立ち上がったケイちゃんはすぐ近くまで来ると「おかえり」の声とともに先に頬へチュッってしてから私を腕の中に収めた。
「なんか元気ないな。頭のお花畑がしおれてる感じ。…まだ愛子さんと話したいとか思ってる?」
お花畑って…。まだそのネタ引っ張る?でも確かにママとお話ししたい。
ちょうど前にもらった手紙は「あやまろうね」だった。
それを読み返せばいいのかもしれない。
でも心がごちゃごちゃでママと話したかった。
胸の中でコクンと頷くと頭をグリグリされた。それが最近はちっとも嫌じゃない。
ハグやチューよりもずっと大切にされてるって思えるからかな。
ケイちゃんは「ちょっと待ってろ」と2階に行ってしまった。