恋の神様におまかせ♪

*13*さよなら、悲しみ




稲穂の言葉で、俺の中に巣喰っていた暗い暗い闇が、一瞬で晴れたような気がした。


あぁ、そうか。

お前はあの時、そう言ってくれようとしてたのか。

だから、あのLINEをくれたのか。

最後に、俺に会いに来てくれたのか。







「……ま、どか……っ!」



その場に泣き崩れた俺を、稲穂は朝になるまで抱き締めてくれていた。
















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