恋の神様におまかせ♪
「君、春代ちゃんの友達?」
「稲穂です!よろしくです」
稲穂ちゃんは先輩に話しかけられても、全く恥ずかしがらないで笑ってる。
凄いなぁ……。
少し羨ましく思った。
先輩の隣にいた背の低い男の子とは、握手してた。
そんなこと、私には絶対にできない。
じっと稲穂ちゃんを見つめていると、目があってしまった。
内心慌てていると、稲穂ちゃんがにまっと笑った。
「先輩も握手しよーよ!」
「ん?いーよ」
稲穂ちゃんは風見先輩に手を伸ばした。
その手をにこやかに握る先輩。