恋の神様におまかせ♪
俺は油良の家に行こうと、立ち上がりかけた。
でも、ふと思った。
俺が今テストを受けないで見舞いに行ったら、あいつはどう思うんだろうって。
あいつが熱を出したのは俺のせいだ。
俺のために、ノートとかプリントを作ってくれたからだ。
なら、俺はテストを受けなきゃなんねぇんだ。
テストを受けて、高得点を出さねぇと。
そう思い至って、俺はあいつが作ってくれたノートを鞄から取り出した。
ノートを開くと、あいつの綺麗な字と俺の乱雑な字が並んでいる。
ペラペラ捲りながら、担任の話は聞かないで復習をする。
最後のページを捲る。
「………あ?」
ノートの隅に、小さくメッセージが書かれていた。
“一週間お疲れ様でした。
本番でも気を抜かないように!
一緒に頑張りましょう”