冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
こちらに向かって歩いてくるのは由佐さんで、浜野さんとわたしのことを見て首を傾げる。それは、隣にいる浜野さんは誰だと、わたしに訊きたいようだった。
由佐さんになんて説明しようかと考えていたとき、浜野さんが荷台をぐるりと回して、方向を変える。
「お疲れ様です、市崎課長。俺はただ、嶋本さんが女の子たちにコソコソと噂されていたので、代わって言い返してやっただけですから」
微笑みながらそう言った浜野さんに、由佐さんは驚いたような顔をしたあと、眉を寄せる。
ちょっと、浜野さん……!? どうしてわざわざそんなことを言っちゃうの!
「市崎課長は嶋本さんが噂されて困っているの、知っていました? 彼女がそうやって辛い思いをしているの、恋人なら気づいてあげるべきですよ」
「は、浜野さん、あの……!」
慌てて止めようと思ったわたしを浜野さんはちらっと見ると、「俺が、このままだとすっきりしないからさ」と言って話を続けてしまう。
「すみません、急にこんなこと言って。でも、嶋本さんがああいうのを我慢してきたんだと思うと、可哀想だったので言わせてもらいました。……守ってもらいたい人に守ってもらったほうがいいと思うし。じゃあ俺、失礼します」
最後まで言い切って、由佐さんに軽く頭を下げた浜野さんはそのまま台車を押して去っていってしまった。すっきりしたいって……残されたわたしと由佐さん、どうしたらいいの。
由佐さんになんて説明しようかと考えていたとき、浜野さんが荷台をぐるりと回して、方向を変える。
「お疲れ様です、市崎課長。俺はただ、嶋本さんが女の子たちにコソコソと噂されていたので、代わって言い返してやっただけですから」
微笑みながらそう言った浜野さんに、由佐さんは驚いたような顔をしたあと、眉を寄せる。
ちょっと、浜野さん……!? どうしてわざわざそんなことを言っちゃうの!
「市崎課長は嶋本さんが噂されて困っているの、知っていました? 彼女がそうやって辛い思いをしているの、恋人なら気づいてあげるべきですよ」
「は、浜野さん、あの……!」
慌てて止めようと思ったわたしを浜野さんはちらっと見ると、「俺が、このままだとすっきりしないからさ」と言って話を続けてしまう。
「すみません、急にこんなこと言って。でも、嶋本さんがああいうのを我慢してきたんだと思うと、可哀想だったので言わせてもらいました。……守ってもらいたい人に守ってもらったほうがいいと思うし。じゃあ俺、失礼します」
最後まで言い切って、由佐さんに軽く頭を下げた浜野さんはそのまま台車を押して去っていってしまった。すっきりしたいって……残されたわたしと由佐さん、どうしたらいいの。