一瞬一瞬が輝いて見えるんだ。
めんどくさい



ピピ ピピ ピピピピピピ




耳障りな機械音が部屋に響き渡り目を覚ます





朝だ。





ベットを降りてカーテンを開けるとどんより曇り空。




今の私の心にぴったりだ。







制服を着てから階段を降りてリビングに向かう。






お母さんはキッチンで私が降りて来たのに気づいたけど見向きもしなかった。






絶賛喧嘩中。






「お母さん、あんたの弁当作るの飽きた。自分で作ってちょうだい。」





テーブルの上には私以外のお弁当が並んでいた。





「嫌がらせうっざ。2つも3つも変わらないでしょ。」



私はそう言って急いで支度をして家を出た。




外に出ると北風が少し吹いていてマフラーをしていても寒い。




冬、か。




11月の終わり。本格的に寒くなってきた。






仕方ない、今日は買うか。






私は坂倉ニナ。


高校一年生。


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