夢の言葉と陽だまりの天使(下)【夢の言葉続編③】
【数日後…。/船】

「…ヴァロン、大丈夫?」

船室のベッドで横になっているヴァロンの額に、私は冷たい水で冷やしたタオルを当てながら顔を覗き込んだ。


「あ〜…、わりぃ…。大丈夫、大丈夫…。」

目を閉じたまま、彼は手を少し上げてヒラヒラと動かして見せるけど…。絶対に大丈夫じゃない。

ヴァロンがこうなってしまったのは、昨夜私の祖父アルバートとお酒を飲み交わしたせい。
お祖父様はお酒が大好きで…。彼が下戸だと知らなくて、お酒を進めてしまったのだ。


「もう、無理して飲むから…。
飲めないって、素直に断っても良かったんだよ?」

「……そうもいかねぇだろ。
あんな嬉しそうにされたら、拒否れねぇよ。
……俺にとっても、大事な身内。…だろ?」

「……うん///。」

ヴァロンの優しい言葉に、思わず笑みがこぼれる。
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