僕に、恋してみたら?
「だからね、茉帆ちゃん。昨日のこと許してくれる?」
こてんと頭を傾けて聞いてくる先輩。
……ずるいです、先輩。
そんなに可愛く聞かれたら、NOなんて言えないじゃないですか。
それに、なんでだろう。
わたしの心臓は、おさまるどころか、ドキドキが増す一方で。
はやく……おさまれっ……!
「……わかりました」
「ほんと?」
「こんなのもらっちゃ、怒る気にもなれません」
「よかった」
先輩の、目指せ美乳弁当を食べる。
美味しい。
わざわざ朝はやく起きて……作ってくれたのかな?
「……先輩」