ガード
彼はしばらく考えた後にこう言った。

「・・・じゃあ、お言葉に甘えて。日曜日の
15時にお邪魔します。」

「わかりました。私の家、あの看板の横のマンションの9階です。待ってますね。」

「はい。」

そういって彼は去っていった。

今思えば、私の動物的本能が働いて、あの彼をもっと知りたいといった欲望が出ていたのだろう。


実際に、来年の彼との関係は少し変化したものになっていた。


***

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