あまりさんののっぴきならない事情
「何処までも通じないってこともないでしょうから、街に向かって歩きましょうか」
とあまりは空き地から出て、道に下りようとする。
「とりあえず、タクシーの向かった方向に向かって」
と言うあまりに、
「……うるさい、仕切るな」
と言った。
いじけているかのような自分に、あまりが、
「支社長、誰にでも失敗はありますよ」
と言ってきた。
「俺せいだけとも思えんが……」
「大丈夫ですっ。
太陽がある方に、きっと街はありますっ」
とほとんど落ちている夕陽を指差し、あまりは言った。
「なんの託宣だ、それ……」
と呟きながらも、疲れていたのだろう。
つい、あまりについて行ってしまった。
そして、太陽は当然のごとく、すぐに山の端に落ちていってしまった― ―。
とあまりは空き地から出て、道に下りようとする。
「とりあえず、タクシーの向かった方向に向かって」
と言うあまりに、
「……うるさい、仕切るな」
と言った。
いじけているかのような自分に、あまりが、
「支社長、誰にでも失敗はありますよ」
と言ってきた。
「俺せいだけとも思えんが……」
「大丈夫ですっ。
太陽がある方に、きっと街はありますっ」
とほとんど落ちている夕陽を指差し、あまりは言った。
「なんの託宣だ、それ……」
と呟きながらも、疲れていたのだろう。
つい、あまりについて行ってしまった。
そして、太陽は当然のごとく、すぐに山の端に落ちていってしまった― ―。