【完】お前しかみてねーよ、最初から。



「でも…」




「お前は黙って従えばいいんだよ」





私の足を置いて渚は立ち上がると





「安藤にもこのこと伝えとくからお前はゆっくり休んでろ」





そう言うと渚は私の横を通り過ぎる。





「渚!」





渚の裾を掴んで引き止めると渚は目を見開いた。





「……ありがとうっ…!」




「ん」




優しく微笑むと渚は保健室を出ていった。


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