イジワルな副社長に恋してる!
晃は、表情を変えず、弾く。
絢香は何か音楽からも冷たい感情が溢れてるようで、何を言っていいかわからずにいた。

そして、聴き終わると、
「いつもより、感情のない音に聞こえましたが、問題ないと思います。」
その言葉に、晃は少し考えるような表情をしたが、
「ありがとうございます。リハまで、弾きこみます。」
というと、練習を始めた。
絢香は、その綺麗な景色を見ながら、聞いていた。

一息つくと、晃はリビングに向かい、ウェルカムドリンクと軽食を頼んだ。

そして、またピアノに向かった。
途中で、呼鈴が押された。
「先生、悪いけどもらってきてくれる?」
弾きながら言った晃に、
「わかりました。」
というと、絢香はルームサービスを中に入れてもらった。
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