ドメスティック・ラブ

 何かもう異様なくらいこっ恥ずかしかったけど、さすがに茶化しちゃダメかなとか。お風呂で念入りに洗ったの正解だったなとか。初めてじゃあるまいしいい加減覚悟決めて、焦ってみっともない事しないようにしなきゃとか。これでもこの一瞬で結構色々考えたのに。
 私の過去の恋愛経験の中では友人から恋人に昇格した前例がないので、こういう時にどうしたら良いのかさっぱり分からない。

 結局私達は、その夜も何事もなくある意味平和に眠りにつく事になった。
 名前とか髪とか妙に距離を詰めて来るかと思えば、肝心な所で指一本触れない。まっちゃんが何を考えているのか全く謎だった。何かされる度にいちいち慌てている私はさぞかし滑稽だろう。

 新婚二日目。まっちゃんがこの結婚をしようと思った理由が、正直まだ私には分からない。

















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