失礼男の攻略法

「面白いって思っていただけて光栄です」

笑ながらそう言うと

「全然、そうは思ってなさそうな口ぶりだけど」

ちょっと不貞腐れたような表情がかわいい。ザ大人の男って感じなのに、このギャップはズルいなと思いながら

「そんなことないです。純粋に嬉しいです」

首を横に振った。“面白そう”っていうのが女として、ということなら、もっと嬉しいのに、なんて思ってると

「で?どう?やってみない?」

結論を迫られる。

すぐに決められるようなことでもないけど、さっきの話に心が動いたのは確かだ。

「それって、私にもできるんでしょうか?」

失礼男の方に身体の向きを変えて、そう問いかけると、ふっと笑わてしまった。
< 155 / 225 >

この作品をシェア

pagetop