大切なもの【完結】
「長い片思いの分大切にするから」

「うん」


あたしたちははじまったばかり。


「よろしく。郁人」

「よろしく。彩香」



どちらからともなく手が重なる。
ありえないことだとおもっていた。
あたしたちが付き合うっていう未来は
ありえないものだとおもっていた。


それでも知らないところで
思いあっていたあたしたちは

今こうして2人同じ位置に立てている。
諦めなくてよかった。
ずっと好きでいれてよかった。


< 75 / 209 >

この作品をシェア

pagetop