永遠に覚めることのない夢
「もっと優しくしてよ、忍君!」

うわぁ。
うざ。

「ねぇってば!」

しつこく言い寄ってくるので、教室から急いで逃げ出し、友達のいる隣のクラスまで向かう。

「おいおい、忍。また常磐姫に捕まりそうなのか?」

「こりないねぇ。」

五月蝿い。
そっちは、他人事のように接してさ。
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