永遠に覚めることのない夢
「あたしのこと、本当に知らないの?」

「知らないから聞いてんじゃない。そんなことも分からないの?あんた、馬鹿?」

何を!?
あたしが、馬鹿ですって!?

「失礼な!今すぐ謝れ、この!」

あたしは手を挙げた。

すぐさま、その手を振りかぶると、その娘はあたしの腕を掴んだ。

「痛い!なにをするのよ!?」

爪がくい込んで、とにかく痛いのよ、耐えらんない。
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