【完】うぶな私がイケメンチャラ男と恋するまで

三角関係!?



「ちょ、璃乃?!何その顔どうしたの!」

「…んー悠子、おはよ」





あのままベッドに入っていつ寝たか定かでない。


下向いといて!


私はあまり人の来ないトイレに連れて行かれた。





「ほら!鏡見て!」

「えぇ?!何これ!!!!!」





誰だこいつ、何だこの顔ーー!!


昨日は泣きに泣いてあんまり冷やしもしなかったけど…

それでもこれは酷すぎる、よくこれで学校まで来れたな…


あ。今日は何かすごい色んな視線を感じたんだった。

この顔のせいだったの…?!

誰か言ってよ、顔が酷いですよって。

それもそれで失礼だわ…





「もう…こんなんじゃ月星くんに大笑いされるよ?」





ニヤニヤする悠子。

そっか。何も言ってない。昨日はずっと一人で考えてて誰にも何にも言ってないんだ…





「悠子、あのね…」




「…は?!
何その急展開…」





信じられない、みたいな顔で目を見開いてる。





「……そっか」

「え?」

「璃乃は…月星くんのこと好きなんだね」





さっきまでの表情とは一変して優しく笑った。





「今までの璃乃なら
"本当最低!ありえないー!!"
って叫んでるもの。
これからどうしたらいいか分かんない、そんな風に見えるから」

「私ね…こんなのっていうか、今までの全部が初めてでよく分からない。
でも頭の中にはずっとあいつがいて、嫌なようで嫌じゃない」





今日は1度も月星を見てない。

私の教室に来ることなく、私が彼の教室に行くこともない。


出会う前に、戻っただけ。

< 53 / 171 >

この作品をシェア

pagetop