走馬灯
もう今となっては

掃除する気力もないが。


俺の部屋も

俺自身も

もう修復不可能なのか・・・。


そんなことをふと考えていた。


そしてたわいのない話をして

兄ちゃんは帰って行った。


“また来るぞ!!”と言って。


しかし

外に出た瞬間大きな深呼吸をしていた・・・。

体に入った汚い空気を吐き出すように。


やっぱり失礼だ。







< 157 / 203 >

この作品をシェア

pagetop