ソウル・メイト
ひげクマ
お花見の場所は、私の想像よりはるかに多い参加者で賑わっていた。

「うわ・・・。たくさん来てますね」
「みんな結構声かけてたからなぁ。少年野球のメンバーに誘われた人が、他の人を誘ってって感じでどんどん広がった結果、こうなったらしい。ま、大勢の方が楽しいし盛り上がるよな」
「そうですね」

もし知ってる人が安藤先生しかいなかったらどうしようと思っていただけに、堀江さん一家のように、顔見知りの人も意外とたくさんいたことは、私にとって、正直心強かった。

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