不良彼氏と極道彼女【完】*続編公開しました*
太「触るな」
太一が私を後ろから抱き締める。
一「お前だって、加奈子ーカナコー…、母さんに触れるだろ」
太「お袋に親父みてぇに触るかよ!」
…なんの話だ;;
ズレた会話に呆れる私たち。
私の父親は、「話し合いは延期だ」と言い残し、アンソニーを連れて帰って行った。
雅「まだ続くんか?;;」
雅之に突っ込まれたらおしまいだと思う私は、まだ言い合う、後ろに立っている太一に凭れた。
…この連中、かなり疲れる。
気付いたら私は、大きなため息を吐いていた。