不良彼氏と極道彼女【完】＊続編公開しました＊

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【百】見付けてくれた人

静まりかえる部屋の中、私は侑の温もり…
最後の温もりを感じている。



…もう、終わりなんだね。



"お前には沢山の道がある"…

"お前には別に愛してくれるヤツが現れる"…

"来世こそ、一生になろう"…


"わかった"…────。



辛いのは、私だけじゃない…。



侑の涙が、ひとつぶ一粒、私の頬…首…胸…お腹…脚… 様々な場所に零れ落ちている…。



…侑、ごめんね。



駆け落ちでも何でも出来るのに、出来ない位に親父が侑を追い詰めてて…。



百「侑…ずっと、愛してるからね……？」



侑「ん。…来世は２人で幸せになろうな……っ」