ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
『それでは、葉月さん、弥生ちゃんどこか行きたい所はありますか?』

そう聞くと弥生ちゃんが少し考えてからこう答えた


『私、遊園地に行きたいの。前にママとお祖父ちゃんお祖母ちゃんと行ってからはもうずっと行ってないの。それも私が写真見ても思い出せない時期なんだよ。』

なるほど、ある程度大きくなってきた弥生ちゃんと出掛けるには家族連れが多くて避けたって所かな。

『じゃあ今度の土曜日は休診日だったよね?俺も土曜日は仕事がお休みなんだ。一緒に行こうか?』

『ママ、どう?次の土曜日大丈夫?』

弥生ちゃんの期待のこもった笑顔で問われる葉月さんは少し困り顔しつつも

『えぇ、予定は無かったから大丈夫よ。』

そう返事をしてくれた。

そうとなれば約束を取り付けなくては。

『それでは次の土曜日に一緒に遊園地に行きましょう!
弥生ちゃんはどこの遊園地に行きたいかな?』


弥生ちゃんは有名なキャラクターのいる遊園地を言った。

『ではその日は朝早いですが7時に車で迎えに行きます。開園から入りましょうね。
葉月さん良いですか?』


『はい、分かりました。
よろしくお願いします。』


そんな感じで3人でのお出かけが決まった。

来週も、週末の予定を楽しみに仕事を頑張れそうだ。
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