ホームランを胸に ファースト
そう言って電話を切った涼香が帰ってきた。

「お待たせ!じゃ続きしよっ」

「うん。」

涼香、葵ありがとう。

あたしの為だよね。

迷惑掛けてるんだよね。

葵は辞めなくていいって言ってくれたけどやっぱり辞めよう。

そしたらみんな楽になるよね。

そう決めてその日は寝た。

次の日玄関を開けるとやっぱり伊織がいた。

「おはよ、行くよ」
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