最後の恋
彼と再会して付き合うようになってからは、今までは知らなかった彼の意外な素顔も知ることができた。
基本的には優しい人だけど、意外と俺様気質というか譲らないところは絶対に譲らないタイプだったりする。
彼の家にお世話になるようになってから2週間が過ぎた。
毎日のように感じていた視線も、今のところは何も感じず平穏な日々だった。
行きも帰りもほぼ彼の車で一緒に通勤というあまりにも過保護にされた結果だけど。
アパートにはあれ以来戻っていないから、そっちはどうなっているのかは分からなかった。
でも、今はまだ様子を見に行くことすら出来なかった。
そんなある日の夕方、まだ仕事が終わったばかりの私は社内にいた。
バックの中で存在を主張するようにブーブーと知らせる音に視線だけを落とすと、ちょうど上向きになっていたそれが目に入った。
そこに表示されていたのは登録して間もない彼女の名前だった。
瞬間、口紅を持った手が止まり心臓が大きく脈打った。
一旦ポーチに口紅を仕舞い、スマホを手に取る。
電話はまだ切れない。
ゆっくりと指をスライドさせ電話に出た。
基本的には優しい人だけど、意外と俺様気質というか譲らないところは絶対に譲らないタイプだったりする。
彼の家にお世話になるようになってから2週間が過ぎた。
毎日のように感じていた視線も、今のところは何も感じず平穏な日々だった。
行きも帰りもほぼ彼の車で一緒に通勤というあまりにも過保護にされた結果だけど。
アパートにはあれ以来戻っていないから、そっちはどうなっているのかは分からなかった。
でも、今はまだ様子を見に行くことすら出来なかった。
そんなある日の夕方、まだ仕事が終わったばかりの私は社内にいた。
バックの中で存在を主張するようにブーブーと知らせる音に視線だけを落とすと、ちょうど上向きになっていたそれが目に入った。
そこに表示されていたのは登録して間もない彼女の名前だった。
瞬間、口紅を持った手が止まり心臓が大きく脈打った。
一旦ポーチに口紅を仕舞い、スマホを手に取る。
電話はまだ切れない。
ゆっくりと指をスライドさせ電話に出た。