もう一度、あなたに恋していいですか
それから何人かの女性と付き合ったけれど、誰とも上手くはいかなかった。
翔子のことがあってから女性とはみんなそんなものだと思い込んでいて、安易に信用できない。
女性不信に陥っていた。
大学を卒業し、僕は24歳のときから今の学校で勤めるようになった。
高校は彼女のような腹黒い女はおらず、居心地は良かった。
はあ。
平和だ。
保健室は僕一人で、人がくることもあまりない。
ただ珈琲をつくり、ゆっくりと窓の外を眺める日々。
僕には適職だった。
今日はもう人は来ないかな。
そう思い始めていたときに、僕の後ろの扉が開いた。
「先生!友達が膝擦りむいちゃったので、消毒してもらえませんか?」
二人の女の子が部屋へ入ってきて、僕のほうへ歩いてくる。
「わかりました。ではそこへ座ってください」
彼女を目の前にしてから気づく。
ああ。
確かこの子は、裏庭でよく告白されている柏木さんと谷玲奈さんか。
いやでも確か柏木さんは双子だったか?
どっちのほうだろうか。
「では谷玲奈さん。彼女の代わりに保健室来室表を書いておいてください」
「はーい」
柏木さんを近くで見たのは初めてで、確かに顔は可愛いほうだが、多くの男子に告白されるほどだろうか。
「書けました」
「そこに置いておいてください」
僕がガーゼを準備していると、二人の会話が聞こえてくる。
翔子のことがあってから女性とはみんなそんなものだと思い込んでいて、安易に信用できない。
女性不信に陥っていた。
大学を卒業し、僕は24歳のときから今の学校で勤めるようになった。
高校は彼女のような腹黒い女はおらず、居心地は良かった。
はあ。
平和だ。
保健室は僕一人で、人がくることもあまりない。
ただ珈琲をつくり、ゆっくりと窓の外を眺める日々。
僕には適職だった。
今日はもう人は来ないかな。
そう思い始めていたときに、僕の後ろの扉が開いた。
「先生!友達が膝擦りむいちゃったので、消毒してもらえませんか?」
二人の女の子が部屋へ入ってきて、僕のほうへ歩いてくる。
「わかりました。ではそこへ座ってください」
彼女を目の前にしてから気づく。
ああ。
確かこの子は、裏庭でよく告白されている柏木さんと谷玲奈さんか。
いやでも確か柏木さんは双子だったか?
どっちのほうだろうか。
「では谷玲奈さん。彼女の代わりに保健室来室表を書いておいてください」
「はーい」
柏木さんを近くで見たのは初めてで、確かに顔は可愛いほうだが、多くの男子に告白されるほどだろうか。
「書けました」
「そこに置いておいてください」
僕がガーゼを準備していると、二人の会話が聞こえてくる。