秘密の陰陽師 【壱】





「始めは驚いたことものの、
別に不思議なことではない。
同じ地域に陰陽師家が2つあったところで
自分たちのする仕事は同じだ。」








そう。妖が多すぎるこの地域では
一ノ瀬家の他にもう1つ、高田家も協力して守っているのだ








高田家は昼の監視を担当している。






「そこで、だ。
一ノ瀬最強と呼ばれるお前と
高田最恐と呼ばれる舜君。



2人でタッグを組んでもらうことにした。」














…は?







何を言っているのおじいちゃん?









理解できない。










「お言葉ですがお祖父様、私は未熟ながらも自分の身は自分で守ることはできます。」











少し反抗した。あいつとタッグを組む?


ありえない。













それにタッグなんて…もう…






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