取り戻したい・・愛

✫✫撃たれる


病院には、東西南北の組長達もいて。

東の組長が
「若、すみません。
  頭は、俺をかばって。」
「犯人は?」
「取り押さえました。」
「で、オヤジの状況は?」
「右肺を貫通しているそうです。
今は、頭の生命力を信じるしか。」
「蓮、大丈夫だよ。
オヤジは、問題ない。
美津さんをこのまま病院に
置くのは危険だから
屋敷に。
それから、蓮はそのままオヤジに。
東の組長さん
オヤジが命をはって守った命です
大事にして下さい。」
と、陽翔はいうと旭をつれて
犯人をいれている
倉庫に行った。

蓮は、陽翔の指示通りにした。

東の組長には、今年娘ができたばかりで。
オヤジは、自分の昔と重なって
庇ったんだ。

陽翔さんは、其を知らないのに
オヤジが考えがあって守ったのを
気づいている。

本当の親じゃないから
冷静なのかと
思っていたが
陽翔さんの手は凄い力で
拳を握っていたため
爪で皮膚が裂けて血が出ていた。

それを見て
俺は、オヤジの次にこの人に
一生を尽くすと心に誓った。

美津さんを屋敷に連れて戻るように
組員につたえ
東西南北の組長には、
オヤジの意識が戻ったら
連絡する約束で
一度、病院から離れてもらった。

俺は、ICUの前に座り待つ。

旭は、直ぐに気づいて
「若、手を広げて下さい。」
「ああ、問題ない。」
と、言うが
「バイ菌が入るとやっかいだから」
と、言ったが
「問題ない。」
と、言った。


東のやからを
見境ないほどにして
警察に渡し。

こいつの関係者は全てを
国外にだした。

まあ、排除は、みせしめ。
守るのは、報復を避けるため。
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