隣の席の瀧くん





ーーーえ、

なんか、これ…



「プロポーズみたいだね」


あたしはちゃっかりドレス着てるし。



「花、返事」


「もちろん、はい!!」




綺麗な花達に囲まれながら、あたし達はキスをした。



「悠人くん、大好きーー」




地味で暗いあたしの彼氏は、世界一カッコイイあたしの王子様。




「ちゃんとしたプロポーズはまた何年後かね」


「えっ、えっ、え!」


「花興奮しすぎ」




そりゃあ興奮しちゃうでしょ。


悠人くんのお嫁さんだなんて。





瀧花………字数少なっ!


けど全然アリですな♡





「ねぇ、あなた、今日の晩御飯何にする?あっ、じゃなくってあれがしたかったの!!!

おかえりなさ〜いあなたっ♡
御飯にします?お風呂にします?それとも、あ・た・し?」




さすがにバカすぎた。絶対悠人くん引いてる絶対引いてる。


結婚もしてないのに、こんな新婚ごっこに付き合ってくれるわけない…













「じゃあ、花」







まさか……これは事件です。










ーー完結ーー












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