雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》




「櫻井、珍しくわからない
 問題でもあったか?」

「…は?」


俺の席の隣まで来て数学の梅沢が言う

…やばい。授業のこと忘れてた


「…え、…あ、はい。」

「おー、そうか!櫻井でも
 難しい問題があるんだな!」


少し嬉しそうな梅沢。
こいつは俺をなんだと思っているんだ。

健がこっちを見てくすくす笑っている






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