【完】もう一度、キミのとなりで。

「あ、変なこと聞いてごめんね。ありがとう。

それじゃまた」


さっきあんなに怖い顔をしていたのが嘘のように。


碧空くんの元カノが特別美人とかじゃないってわかってホッとしたのかな?


「あ、うん」


つられて私も手を振ると、軽やかな足どりで去っていく彼女。


だけど、心臓はまだドキドキしてる。


今一瞬、ヒヤッとしたなぁ……。


でも、私と付き合ってたことが知られてなくてよかった。


それにしても今の話……碧空くんは彼女をつくらないのはもちろん、特に今好きな子がいるわけでもないんだ。


その話にどこかホッとしている自分もいたりして。


だけど、美希ちゃんがやっぱり碧空くんのことを好きなんだと思ったら、少し複雑な気持ちになった。


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