キス税を払う?それともキスする?
契約の行方
「ねぇ。それで付き合ってないってどういうことよ。」

 今日は大きな会議があるため、その会議の資料作りや会場のセッティングに可奈と二人で会議室にこもっていた。

 そこでつっこまれていたのだ。
 南田との関係を。

「だって…。別に付き合おうって言われたわけじゃないし。」

 あれから可奈には契約を持ちかけられたことから、今の関係までを全て話していた。

 最初こそ応援してくれていたが、いくら待っても発展していかない二人の関係に最近ではお説教を聞く羽目になっていた。

「それなのにキスはしてるんでしょ?」

「キスじゃなくて認証!!」

「もー!そう言うからややこしくなるの!」

 私だって変な関係だなぁとは思ってるけどさ…。


 華と南田は相変わらずの関係だった。
 心配していたペア制度は解消されることはなかった。

 仕事が順調に進んでいることを評価されてのことだった。
 喜ばしいことだ。

 プライベートな関係は契約関係から恋人という変更はされないまま、たまに仕事帰りにマンションに寄って食事を共にして認証をするという奇妙な関係が続いていた。
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