キス税を払う?それともキスする?
 席に戻ると南田から資料が渡された。

「これから午前中はヘルプデスクの飯野さんのところに遣いに行ってくれ。」

 華は言われた通りに渡された資料を持ち、ヘルプデスクへ向かった。

 ヘルプデスクはパソコンの設置や不調、その他にもOA機器全般の質問に対応してくれる言わばスペシャリストが揃う部署だ。

 これから午前中は。って毎日?お遣いって毎日資料を届けるのかな。

 毎日、他へって…戦力外通告…かもね。


 ヘルプデスクに着いて
「飯野さんはどちらですか?」
 と聞くと何故か上から下まで怪訝そうな視線を向けられて奥の扉を顎で示された。

 南田さんの知り合いって鼻つまみ者ってこと?

 緊張しつつ扉を開けた。

 中にはおじいちゃんくらいの年齢の人がいて、扉を開けた音にゆっくりと振り返った。

 そこは小さな会議室。2、3人が座れるだろうか。
 あとはパソコンが4台置かれていた。
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