夢に向かって

いつもと同じはず

私とはるはその場を後にし家に帰っていた私は
瞬くんに言われた事を思い出し前からの自分の気持ちになんとなく気付きそうになっていた
「おいほのか!俺おまえのことが…」
「ん?なに?」
「なんでもない」
はるがなにを言おうとしたのかわからなかったけどこれ以上はなにも聞かなかった。
次の日
「今日も朝練か……きゃーーーなんではるも一緒に寝てんの?」
「ほのかは朝からうるさいなー俺も時々ここで寝てるだろ!」家が隣という事でよくお泊まり会をしていたから私の部屋にはまだはる用のお布団がある
「今日からおれはふつーのおれだかんな昨日は猫かぶるの大変だったわ」
「昨日は真面目って感じだったもんね」
「いってきまーす」「いってらっしゃーい」
私達は今日も一緒に朝練に向かっている
「ほのか先輩‼︎」「瞬くん!なに?」
「昨日一目惚れしました今日部活の後クレープ食べに行きませんか?」
「ばか、ほのかは今日バレエだよ」
「そうなんですか?」
「そうそうはるの言う通りだからごめんね」
私はバレエのダンサーという夢に向かって頑張っている

バレエをやり始めたのは私が3歳の時
3人お兄ちゃんと2人弟がいる私は女の子らしく育って欲しいママの願いでバレエをやることになった

はるも小さい頃からスポ少で頑張っていた。
私はそれを知っていたので


「ほのか先輩の踊ってる所みたいです!今度踊る時教えてください!僕飛んで行きます!」
「ありがとう瞬くん」
「お前俺の事忘れんなよ!」
「はる、わかってるよ♫ はるの事は毎年絶対忘れてなでしょ」
「先輩達ってなんでそんなに仲良いんですか?」
「幼馴染みだからね」
「幼馴染とか関係ないです。僕ほのか先輩を落とします!」
赤面しながらも私は横目ではるを見るとはるは私の視線に気づき目をそらした

わたしはこの時も心の隅にあるこの感情が何なのか気づいていなかった
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