24歳、恋愛処女
がらっ、開いたドアに目を向けると、小さな箱を手に真人さんが入ってきた。

「満智さん、プリンってこれでいいの?
いろいろ種類があったから、全部買ってきたけど。
……ってなに話してたの?」

不思議そうに首を傾げた真人さんに、お祖母さんと顔を見合わせて笑いが漏れる。

「秘密よ。
女同士の話だから。
……ところで。
そんなに買ってきてどうするの?
食べきれないでしょう」

「……ごめん」

お祖母さんの手に掛かると真人さんは小さな子供扱いで、思わず笑ってしまった。

 
途中でランチして、家に送ってもらう。

「理央にきちんと、彩夏は僕を選んだって話さなきゃね。
両親にも紹介しなきゃだし」

「あ……」

理央、その名前が出た途端、罪悪感が襲ってくる。
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