【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
「夏海」
「言うって」
深呼吸1つ。
私は雪乃に向き直る。
「私ね、春真くんともう1度……ちゃんと話をしたいって思ってる。それに、疾風とも」
この短期間に色んなことがあった。
中途半端に止まったまま、動こうとしなかった。
だから、みんなを傷つけた。これ以上、傷つけ合わないためにも。
1歩前に踏み出すために、
「雪乃、力を貸して」
友達の力を借りたいって思った。