【完】天使くん!これは友情ですか?恋ですか!?
「で、ヤンキー共から天使くんを救出してラーメン屋に駆け込んで? それで終わりじゃないの?」
雪乃が眉を顰める。
噂と違っているのはわかっていたことだけれど、私が落ち込んでいることがわからないようだ。
本当はあまり言いたくない。
こんなことで落ち込んでいたなんて、すっごい女々しいじゃない。
「あー……あの、ね」
「はっきりしなさいよ」
「天使くんに嫌われた」
「え? どこに嫌われる要素あった?」
思い出すだけでも辛い。