シトラス。
「……ごめんね、きっ、気持ち悪いよね…」
佐々木くんは、私の前に跪き、私の足の手当をしてくれた。
「別に…気持ち悪くなんかないし。ネガティブすぎ!」
佐々木くんは意外そうな顔をしたが、作業に戻った。
意外と手際が良く、あっという間に固定された。
「…これで、よしっと」
立ち上がり、腰を伸ばすと、佐々木くんはぎこちなく笑って、
「…きっ、気をつけてね」
と言った。
「うん、ありがとう」
これも何かの縁だ。
「…佐々木くんって、同級生だよね??何組??」
すると、急にボッと顔を赤らめた。
まるでゆでダコだ。
「どうしたの?嫌だった??」
「…い、いや、こっ、こういうの女の子に聞かれたの初めてで…」
モジモジ…。女の子…ねぇ。