【番外編】社長とTOKYOに恋してる!2人のその後のストーリー

「名前を知っていて下さったんですね。」
「はい、彼女に聞いています。彼女がいつもお世話になっています。」
湊は笑顔で言った。

「私は、あなたを存じ上げないので、なんとお呼びすれば?」
奈々は完全に放置で、話が進む。
(- きちんとしなきゃとは思ったけど…。)
と奈々はハラハラして見ていた。
「樋口湊と申します。ご挨拶が遅くなり申し訳ありません。あいにく、今日は休日で名刺を持ち合わせていなくて…。そして、今までの非礼をお詫びします。」
と言った。
「わざわざ、ご挨拶をして頂いたということは、彼女の問題もクリアになったということですか?」
藤堂は表情を変えず聞いた。
「はい。彼女のご両親にもご挨拶しました。」
そういうと、藤堂は驚いた表情をして、
「そうでしたか。それなら、何も言うことはありません。こちらこそ、出過ぎたことをして、申し訳ありませんでした。」
そういうと、奈々に向かって、
「水澤、よかったな。ご両親にも認めて貰えて。」
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